九月場所千秋楽
千秋楽結びの一番、大関貴景勝関に破れ、10勝5敗の成績で今場所を終えました。 両横綱不在の中、出場最高位として今場所に臨んだ朝乃山関。 コロナウイルス感染予防のため出稽古に出られなかったり、今までにないプレッシャーがあったりと、難しい場所となったことかと想像します。 今場所で得られた経験が糧となり、今後に繋がることを祈ります。 写真は先日ご紹介した明荷同様、母校富山商業高等学校の朝乃山英樹応援事業実行委員会から贈られた染め抜きの着物です。 今場所では新入幕力士が千秋楽まで優勝争いを盛り上げ、また場所後には臨時理事会で新大関の昇進が諮られることとなりました。 ライバル達も当然上を目指し鍛練を重ねる中、相撲を愛し、力士として正義を全うし、一生懸命努力し続ける朝乃山関の姿に周囲も声援を送り続けます。
九月場所十日目
今場所二度目の不戦勝という珍しい形で、星を7勝3敗とした朝乃山関。 初日から3連敗も、そこから7連勝と巻き返し逆転優勝を狙える位置まで戻ってきました。 両横綱不在の中、5人の2敗力士を中心に優勝争いが繰り広げられている今場所。 大混戦の場所がどう締め括られるのか、いよいよ後半戦に突入します。
九月場所六日目
東前頭三枚目の妙義龍関と対戦し3勝目を上げた朝乃山関。 3連敗からの3連勝と、ようやく星を五分に戻しました。 両横綱の休場により、急遽出場最高位として土俵を引き締める立場となった今場所。 序盤戦はそのプレッシャーがあったのかもしれませんが、連勝の勢いそのままに中盤戦からの巻き返しを図ります。
九月場所番付発表
九月場所の番付が発表されました。 来場所は正代関、御嶽海関、大栄翔関と関脇が三人となりました。 次の大関の座を睨む三人が土俵を盛り上げてくれそうです。 朝乃山関は自身初の東の大関の座につきました。 いよいよ、横綱に最も近い存在として世代交代の波を先導します。
こいきんの化粧まわし
関脇御嶽海関に破れ、十日目にして今場所初めて土が付いた朝乃山関。 これで唯一の全勝力士として横綱白鵬関が優勝争いをリードする形で後半戦に入ることとなりました。 昨日は黒星を喫したとはいえ、ここまで新大関として堂々たる相撲を見せている朝乃山関。 今場所から、写真の新たな化粧まわしを披露しています。 高校の相撲部の先輩であり、朝乃山富山後援会の理事長でもある青木仁氏が代表取締役を務める有限会社青木工業から贈られました。 「こいきん」と呼ばれ、江戸時代から描かれてきた伝統的な図柄「鯉に金太郎」があしらわれています。 天に昇って龍に変化するといわれる鯉には立身出世の願いが、金太郎には身体堅固の願いが込められています。 またこの化粧まわしオリジナルのデザインとして、横綱・大関にしか身に付けることが許されていない紫の房で作られており、横綱の座を掴み取ってほしいという願いが込められた綱が鯉に巻かれています。 先輩が後輩の活躍を願う気持ちが込められた一枚。 これまでもこれからも、周囲のサポートが朝乃山関の躍進を支えています。
朝乃山応援!横綱がブリ寄りうどん
富山県氷見市「ひみ番屋街」の「番屋亭」で朝乃山関を応援する特製メニュー、その名も「朝乃山応援!横綱がブリ寄りうどん」が提供されています。 氷見市はお母様の出身地ということで朝乃山関と縁のある場所。 その氷見市の特産品である氷見うどんにブリの出汁と焼魚、綱をあしらったかまぼこ、立山連峰をイメージした大根おろしがトッピングされた氷見ならではの逸品です。 そのレシピを考案されたのは、なんと氷見市の篠田伸二副市長の奥様で好角家としても有名な女優の紺野美沙子さん。 右四つを得意とする朝乃山関に「横綱をがぶって手繰り寄せて 欲しい」という気持ちと、朝乃山関の大好物でもあるブリをかけてネーミングされたそうです。 「朝乃山応援!横綱がブリ寄りうどん」の提供期間は七月場所千秋楽の8月2日までとのこと。 今日も、立ち合いすぐに左上手をとり盤石の内容で勝ち星を重ねた朝乃山関。 今しか食べられない朝乃山関応援メニューと新大関の躍進をお見逃しなく。
七月場所五日目
初顔合わせとなった西前頭三枚目霧馬山との一番。 不利な態勢のまま1分20秒に及ぶ大相撲となりましたが、最後反応よく巻き替え寄り切りで勝利。 勝ちっぱなしで序盤戦を終えています。 今日の一番のように劣勢の場面でも落ち着いて対応し、取りこぼしを許さない姿に貫禄が出てきた印象の朝乃山関。 中盤戦も新大関の躍進から目が離せません。