残り五日間
春場所十日目の今日、朝乃山関は先場所敗北を喫していた前頭四枚目の炎鵬関に完勝し、勝ち越しを決めました。 常に相手を正面に置き、落ち着いた取り口での勝利。 給金を決めてのインタビューでも落ち着いた受け答えで対応していました。 また、一人全勝を守っていた横綱白鵬関が敗れたことで混沌としてきた賜杯の行方。 明日からいよいよ終盤戦に入ります。 今場所、毎日のように本日注目の一番で取り上げられている朝乃山関。 それだけ注目を集める、朝乃山関にとって大切な場所の行方がいよいよ残り五日間で決まります。
無観客開催
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、無観客開催という異例の措置がなされた三月場所。 歓声や声援が湧き起こる土俵を見慣れた身からすれば、やはり寂しい印象を受けます。 力士達からはモチベーションの維持に憂慮する声が多く聞かれ、勝手の違いに戸惑いもあるかとは思いますが、何よりもまず15日間の取組が無事全うされることを祈ります。 大関獲りのかかる朝乃山関は序盤戦を無傷の5連勝で駆け抜けています。 6日目の今日の対戦相手は前頭三枚目御嶽海関。 序盤戦全勝同士、中盤戦へ弾みをつけたい両者の対戦。注目の一番です。
番付発表
三月場所の番付が発表されました。 38年ぶりに一人大関となったことで、西の横綱・鶴竜関が横綱大関として記載され話題を集めています。 そして一枠空いた大関の座に最も近い東の関脇につけた朝乃山関。 12勝が大関昇進へのボーダーラインとされていますが、本人はそれ以上の勝星を目指すと力強いコメントを残しています。 朝乃山関にとっては準ご当地場所であり、また学生時代を過ごした縁の深い大阪での場所。 第二の故郷で大きな節目を迎えようとしています。